2009年6月 のアーカイブ

DNA再鑑定

2009年6月18日 木曜日

先日,DNA再鑑定の結果,足利事件犯人として服役していた(今となっては服役させられていたが正確ですが・・・)菅家利和さんが,再審開始決定前に刑の執行停止という異例の措置によって釈放されました。

菅家さんにとって,奪われた17年という歳月はけっして戻ってくるものではありませんが,それをいくらでも取り戻すべく,今後は充実した人生を送られるよう祈るばかりです。

ところで,菅家さんのように精度の低い旧DNA鑑定結果を主証拠とした有罪判決によって,いわれの無い罪で自由を奪われている受刑者が,他にもいる可能性については否定のしようのないところです。

是非,検察当局には,不要なメンツなどは捨てていただいて,能動的に徹底した再鑑定による精査を望みたいと思います。

Wakaben管理人

裁判員記念バッジ

2009年6月12日 金曜日

1個160円也の記念バッジが裁判員裁判に参加した裁判員と補充裁判員に配られるそうですね,ご丁寧に,裁判所名とシリアルナンバーが入ったものが。

最高裁総務局の本田能久参事官は『裁判員としての経験を周りの人に語ってもらうきっかけになれば』と話しているそうですけど,生涯にわたり守秘義務を負わされつつ,だけど広報活動はしてくださいねと言われる市民はたまったものじゃありません。

いずれにしても,バッジ欲しさに参加してみようかなどと考える人は,まずいるはずもなく,バッジなんかいらないから,裁判員にもなりたくないと考える人が大半である事は間違いありません。

Wakaben管理人

弁護士も就職氷河期・・・

2009年6月5日 金曜日

福岡県弁護士会を例に,被疑者国選弁護制度の対象事件が大幅に拡大されたので弁護士需要も増大するはずなのに,採用側の体制不備・体力不足から実際の求人には結びつかず,修習生が就職先探しに苦労しているといった内容の記事がありました。

これってどうなんでしょうね?

国選事件だけで食べていけますか?

個人経営の小規模事務所が大半を占める法律事務所が,採算を度外視してまで新人を採用するでしょうか?

基本的に需要と供給のバランスが崩れているわけですから,今後「食えない弁護士」が多数発生する事は必至,またアメリカからの外国法事務弁護士法人及び混合法人の是認要求等,市場開放の圧力もかかりそうですし,このままでは将来の明るいはずが無かろうというものです。

それこそ弁護士会役員のお歴々の尻に火でもつけば,職域確保・拡大に奔走されるのでしょうけれど,それを座して待つわけにもいきませんし,これから修習生や若手弁護士は自らの手で道を切り開く才覚と努力が必要となることでしょう。

まずは「弁護士の常識」は「世間の非常識」と言われぬよう,バッジさえあれば食えるといったような,あらぬ妄想は捨てるべきでしょうね。

Wakaben管理人