2009年7月 のアーカイブ

世代交代の波

2009年7月17日 金曜日

千葉31才,横須賀33才,松阪33才,奈良も33才・・・

みなさんこれが何か,お解かりですか?

そう!最近のそれぞれの首長選挙で当選した新市長の年齢なんですね。

特に新横須賀市長になった吉田さんは,自公民相乗りの対立候補者に勝ったわけでして,既成政党の枠組みを越えて今の政治の在り方を変えて欲しいという強い民意の現われではなかったのかと感じます。

併せまして,千葉市や松阪市・奈良市の選挙結果の背景にも,今の政治の閉塞感の打破や世代交代を強く願う有権者の期待が導きだしたものがあるのではないでしょうか。

今年2月に行われた東京弁護士会役員選挙において,『若手弁護士の将来を考える会』も,やはり弁護士業界の閉塞感打破・世代交代を訴えて,30代の2名の役員候補を擁立させていただいたわけですが,期待したような結果は導き出せませんでした。

果たしてそれは,閉塞感打破に資する物を候補者たちがまだ充分に持ち得ないと判断する,叱咤激励の評価のためなのか。

或いは有権者たる弁護士自身が,まだ閉塞感自体を感じ得る状況になく,時期尚早であったためなのか。

いずれにしましても,近い将来に弁護士会にも世代交代の波が訪れる事は必然であり,その時期到来に備えより一層の精進を新たに誓うwakaben管理人でした。

Wakaben管理人

足利事件と飯塚事件

2009年7月10日 金曜日

足利事件と同じ『MCT118』と言う方法のDNA鑑定の結果が有力証拠となって死刑判決が下された飯塚事件。

現在弁護団が再審請求の準備を進めてはいますが,残念な事に判決を下された当事者たる久間三千年元死刑囚は一昨年10月の死刑執行によって,すでにこの世に存在されておりません。

併せて,再鑑定の為の試料保存の問題もありますから,再審請求の結果がどう出るかは,是非興味をもって見守りたいと思います。

他方,6月29日付東京新聞は,当時の足利事件に関する報道は鑑定制度への疑問を指摘する視点も無く当初から菅谷さんを犯人視したものであったと検証しており,再審開始の決定は,司法の敗北であると同時に,大手メディアの敗北でもあるとまとめています。

いずれにしましても,司法関係者・報道関係者はこれを契機に今一度,無罪推定の原則の尊重を肝に銘じなければならないと痛感いたします。

Wakaben管理人

検察審査会制度

2009年7月2日 木曜日

新生検察審査会制度,大々的PRでスタートした裁判員制度の影に隠れた形で,地味~にスタートしました。

今までは審査会の議決に法的拘束力は無く,一部の例外を除いて起訴・不起訴の決定権限のすべてが検察の手に委ねられていたものが,これからは「起訴相当」議決に法的拘束力が与えられることになったわけです。

これによって,起訴・不起訴の判断基準の不透明感は多少なりとも払拭されることでしょう。

しかしながらそこでまた一つ障害?が・・・

裁判所から指定された起訴に廻る弁護士には当然如く捜査権は付与されないので,検察官の協力は必須となります。

不起訴の判断を起訴に覆された検察側は当然面白いはずもなく,その反発感情やメンツが大きな壁とならないよう願うしかありません。

Wakaben管理人