2009年8月 のアーカイブ

量刑の難しさ

2009年8月13日 木曜日

先日,全国初の裁判員裁判が被害者参加の中で行われました。

検察側の求刑16年に対して懲役15年の判決となりましたが,これは今までの判例よりも多少なりとも重い判決になるのでは?と言う大方の予想通りのものだったのではないでしょうか。

義に厚く情に流されやすいところが多いと言われる国民性からいっても,証言台に立った遺族の涙ながらの訴えを聞こうものなら心情的にそちらに傾斜してしまう事は想像に難くありません。

無責任に言わせていただくと,忠臣蔵のような「あだ討ち」的事案の時に,裁判員が心情的にどちらに傾斜し,どのような量刑判断をするのか非常に興味の湧くところです。

今後は,検察側弁護側双方ともに情に訴えるテクニックと言うものがより多くのウェイトを占める形となりますし,ドラマや映画に出てくるような「劇場型裁判」に変わっていくのかもしれません。

間違いないのは,そのテクニックに惑わされずに客観的判断をしなければというプレッシャーを抱える裁判員の方々が,やはり一番大変だと言う事です。

Wakaben管理人

成人年齢引き下げ

2009年8月4日 火曜日

法制審議会・民法成年年齢部会は成人年齢を18歳に引き下げるべきとの最終結論に到り,早ければ次期通常国会で成立する可能性も出てきました。

改正には年齢要件を定めた200弱にも及ぶ法律にも影響が出るわけですし,拙速な審議での見切り発車だけは避けていただきたいと痛感します。

個人的感想ですが,高校がほぼ義務教育化されている今,該当年齢者である高校3年生のほとんどが親の庇護下にあるわけですし18歳という年齢は微妙に感じます。

くれぐれも自分の都合で権利のみを振りかざし,義務・責任には頬かむりをするような似非成人の大量発生を防ぐべく,教育現場の皆さんや家族をはじめ,地域ぐるみでの連携指導がより重要かと思います。

そういえばここ暫く「近所のうるさいおっちゃんやおばはん」の存在って見かけなくなりましたね。 今こそ復活の時では?

Wakaben管理人